「嫌なこと」の捉え方を変えるチャレンジ
今回は少しレベルアップしたチャレンジです。
あなたが嫌だなと思っている、たくさんの「嫌なこと」の中でひとつ、視点を変えて捉えることができないか、考えてみましょう。
新しいことに向かって行動して、失敗してしまったらどう思う?
例えば何かに「失敗すること」は、多くの人にとって最も避けたいことの一つですよね。
あなたが新しいコミュニティを得たいと、思い切ってお料理教室に参加してみたとします。
そこでとても意気投合できる方と知り合い、友好を深めていきます。
しかしあるとき突然、その方が商売目的であなたに近づいただけだと、本当のことが分かってしまったらどうでしょう。
「騙されてしまった」「やっぱり世の中は自分の利益しか考えない」「料理教室に行くのは失敗だった」と思うでしょうか?
ここで、視点を変えて物事を捉えられるように、努力してみましょう。
新しい行動ができたあなたは、えらい!
まず、あなたは新しいコミュニティを得るために、行動ができたのです。そのことを自分で評価してあげましょう。
何事にも、ものごとには反対の面があります。
料理教室で得た人脈は一人だけではないはずです。
また、相手が商売目的で近づいていると、事前に気付けたのも収穫でした。
このように視点を変えてみれば、「嫌なこと」にも収穫があり、評価すべきポイントが隠れていたりします。
「本当にそうなの?」と自分に問いかけてみよう
何か嫌なことがあったり、失敗だったと思う経験に感情を揺さぶられたりしたとき、落ち着いたら「自分に問いかける」習慣をつけましょう。
「本当にそうだったの?」と聞いてみるのです。ノートに書き出してみるのも有効ですね。
他の面からみて得られるものは無いのか、良い面はないのか、客観的に分析してみます。
すると、「なんだ、そうだったのか」と納得できるような面が発見できて、腑に落ちる瞬間があるかもしれません。
このときに感情はフラットな状態になり、落ち着いているのを感じられると思います。
怒りにも喜びにも極端に振れず、中間の状態でものごとを見つめること。
ぜひこの習慣を手に入れて、「中庸」の自分を目指してみてくださいね。